生きづらさを感じているあなたへ~障がい者・引きこもり・不登校支援~『共感力を上げよう』

【共感力を上げる】
『クロフネファームで働きたいんです。』
友人に連れられてKはクロフネファームにやってきました。
面接というより面談という形で会ったのですが、
『なんでクロフネファームで働きたいの?』
と聞くと、
『お金が欲しいからです!』
と、K。
おもろいやつきたな…
と思い、喉元まで説教がましいことが出かかったんですが、
いかんいかん、と思い、最近の自分の課題が
『共感力』だったので、
『なんでお金が欲しいの?』
と、じっくりKの話しを聞くことにしました。
家庭環境、学校環境、その後の仕事の話、
いろいろ聞くうちに、
そりゃお金欲しくなるわ、
という話しばかりでした。
KはADHDの発達障害の認定をもらっている子で
障害者手帳も持ってます。
そのせいでなのか、昔から家では厄介者扱いをさて、
荒れて母親に暴力を振るってしまったり、
学校では不良の先輩たちとつるんだり、
髪を金髪にして、ホストやキャッチの仕事も
やってたんだとか。
これまで彼の中でお金は人の価値を表すバロメーター
だったそうです。
持っていれば持っているだけ価値が上がるもの。
そりゃお金欲しくなるよなK。
そんな僕とは全く環境の違う彼に、
僕はどれだけ周波数を合わせることができるだろう。
そんなことを自分で課題にして彼と話をしました。
聞けば聞くほどKの心の扉が開いてくるのが分かりました。
褒めるでもなく、叱るでもなく、
じっくりと『おれはお前のことが知りたいんだぜ~』
オーラを出しながら聞きました。
みんな話しを聞いてほしいんだと思います。
そして分かってほしいんだと思いました。
僕が知ってることをいくつか話はさせてもらいましたが、
この日、僕はKのことをたくさん知れた気がします。
共感することって簡単なことで、
『あなたと仲良くなりたいんだ。』
ということだと思いました。
それをしっかり相手に伝わるようにできると
相手もこちらに心を開いてくれます。
僕はこの日、Kの話をたくさん聞いて、
単純にKともっと仲良くなりたいと思いました。
彼にこれから素敵な人生を送ってほしいと思いました。
そんなこんなで次の次の日、
ポストを空けるとKからお手紙が届いてました。
下手くそだけど一生懸命書いたことが分かる文章で
たくさんの感謝の言葉が並べてありました。
泣く。。。
今日から彼との付き合いがスタートです。
K仲良くしてね。
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