生きづらさを感じているあなたへ~障がい者・引きこもり・不登校支援~『Noヒューマンエラー、Yesシステムエラー』

【ヒューマンエラーは存在しない】
『なぜできないんだ、意識が低い!』
『昨日も言っただろ!なぜ同じミスをするんだ!!』
こんなことで怒られたり怒ったりしたことある人
多いのでは?
何かミスが怒ったとき、その人のせいにして
人を改善させようとすることよくあると思います。
意識の低さ、責任感、仕事のやる気…などなど
しかし、これはとても個人差があります。
もちろんこれらのことはとても重要で
根底に意識の高さや責任感がないと仕事は任せられません。
でもできない。
じゃあクビにするのか。
自分一人でやってた時はとても楽でした。
自分のやる気あげて、意識を高く持って、責任感持って
やればよかったので。
でも人を雇って動いてもらうようになってからは
このことに一番悩みました。
そして出た一つの結論。
『ヒューマンエラー』は存在しない。
あるのは『システムエラー』だけ。
なぜ意識が低いんだろう。
なぜ責任感を持てないんだろう。
なぜやる気を持って仕事に取り組めないんだろう。
なぜなぜ、、、を繰り返しながら、
お前のこと知りたいなぁ、という気持ちで接すると、
決して意識が低いわけじゃない、
決して責任感が低いわけでもない
ということが分かりました。
(※全ての人がというわけではないです)
『やり方が分からない』
がほとんどです。
最近あったうちのスタッフの話しです。
頼まれた仕事をやっていない。
時間までに仕事が間に合わない。
ずっとこの子のやる気を出させるためにはどうしたら
いいんだろう、と悩んでいましたが
やる気はとてもあるのです。
ただ物事を頭の中で整理するのが下手だったり、
4つ頼まれた仕事の優先順位が付けられない。
結果、今日までに仕上げなくてはいけない仕事を
後回しにして、今週中にやったらいい仕事に
一生懸命になっている。
これは先日、書いた発達障害のところにもリンクしますが、
それぞれの得意不得意があるので、上の人間はそれを
考慮しながら仕事をしてもらわないと
いつまでたってもチームでいい仕事はできません。
彼にはまずはメモを取ることを指示しました。
それから改善⇒反省⇒改善⇒反省…
を繰り返し徐々に良くなってきているところです。
改善①
 『指示を頭で覚えるのではなく必ずメモする』
  ↓
 『メモ用紙が増えすぎて何をやっていいか
  分からなくなる』反省①
改善②
 『手帳を準備して全てのメモを手帳にする』
  ↓
 『一日のメモが増えてきて順番が分からず、
  大事な仕事が後回しになる』反省②
改善③
 『手帳を買い替えて、一日のタイムスケジュールが
  把握できるような形の手帳で予定を管理する』反省③
  ↓
今ここです。
その子の特性を見抜いて、彼の使い勝手の良さそうな
手帳でやり方も教えて自分で自分の管理をさせる。
『10時~ 〇〇やる』
というような形で。
そこに急遽の予定が入ってきたら、メモした予定と
今入ってきた予定と、どっちが優先かを考えればいいです。
分からなかったら聞けばいいです。
この方法が上手くいくかはこれから期待してください。
また報告しますんで。
『意識が低い!!』
と怒ってたときはこっちもきつかったです。
『この手帳使ってこんな風に管理してみたら?』
は、とてもワクワクしています。
ヒューマンエラーはありません。
あるかもしれませんがヒューマンエラーの解決は
多くの時間と労力を消費します。
それよりシステムエラーを見つけて、
それを解決させてあげる方が何倍も早く
結果を出せるでしょう。
そしてその子も成長します。
組織において成果を出すためには
ヒューマンエラーではなくシステムエラーに
目を向けることだと思います。
※シェア拡散大歓迎です。
あなたの右腕プロジェクト
https://www.facebook.com/groups/1344836755710596/