生きづらさを感じているあなたへ~障がい者・引きこもり・不登校支援~『膝枕』

【今日はいくつの『ありがとう』を伝えただろう】
実家へ向かう車の中、
『あれも言ってやろうと思ってます。
 これも言ってやろうと思ってるんです。
 あ~うまく言えるかなぁ。』
昔を思い出したのか、
フツフツと小さな怒りが込み上げてきたもよう。
5%の不安と95%の期待を胸に、
ルフィと彼の実家に向かいました。
ルフィが前を向いて進めるために、
きちんと過去にケリを付けに行ってきました。
いろんな話をたくさんしながら向かいましたが、
車中はずっとソワソワモゾモゾ 携帯ゴソゴソ、
ずっと落ち着かない様子(笑)。
着く直前にコンビニに寄ってコーヒー飲んで、
『よし、行くか!』
とふたりで気合を入れて向かいました。
3か月ぶりのお父さんとお母さん。
事前にメールで
『もしかすると感情的になって暴言を吐くかもしれませんが、
そこは許してあげてください。』
とお願いをしてあったので、
お父さんもお母さんも緊張していらっしゃいました。
ルフィの希望で
『最初はお母さんとふたりっきりで話がしたい』
とのことだったので、
お父さんと弟くんといったん外に出ました。
このときが一番緊張しました。
『もしかすると…何か話がこじれて、
…いや、大丈夫だよな。』
お母さんとルフィと二人っきり。
何を話してるんだろう。
声を荒げたりしてないだろうか。
お母さんの泣き顔を見るのが一番嫌いだ!と言ってたから
もしお母さんが泣いたらスイッチが入るんじゃないか。
いろんなことがモンモンと頭をめぐりましたが、
大丈夫、大丈夫。
きっとよくなる、きっとうまくいく。
と、気づけばコンビニでコーヒーを3杯飲んでました。
約1時間後、
『終わりました~』
と、ちょっと拍子抜けなルフィからの電話。
ピンポン押して中に入ると、
これまで見たことないぐらいニヤニヤしてるルフィ。
それを見て、
『ここ数年で一番いい顔してる。』
と泣き顔のお母さん。
あ~よかった。
うまくいった。
ふたりのぎこちないイチャイチャを見て
ここ最近で一番心が温かくなりました。
その横で嬉しそうに、
そしてちょっと羨ましそうにそれを見つめるお父さん。
『ルフィ、言いたいことは言えたか?』
『なんか和んじゃって言いたいこと言えなかったですよ~ニヤニヤ
怒りに任せて全部言うつもりだったのに~ニヤニヤ
あ~モヤモヤするぅ~ニヤニヤニヤニヤ』
ルフィが言いたかったことは、
『お母さん大好きです』
でしたが、彼はそれを伝える手段を
『なんであの時こうしてくれなかったんだ!』
という表現で伝えようとしてたんだと思います。
行きの車の中で手帳にも今日伝えることをメモしてたんですが、
昔、寂しかったこと、ムカついたこと、辛かったことが
たくさん書いてありました。
そのことが伝えられなかったと嘆いてましたが、
本当に伝えたかったことはその文面じゃない。
そのメモの裏側に隠れてたルフィの本心です。
それはしっかり伝わったんじゃない?
彼のニヤニヤ見てたら分かりました。
家族であれ、友人であれ、会社のスタッフであれ、
関係が近ければ近いほど、
『分かってくれよ、察してくれよ。』
という気持ちが大きくなります。
ついつい怒りでそれを伝えようとしてしまいます。
それは相手に安心感があるからやっちゃうんですが、
感情だけぶつけてうまく伝わってないままにしておくと、
相手は、
『なんであのときあんなに怒られたんだ?』
となり、分からないから『不安』になり、
それが『不満』になり、最後は『怒り』に変わります。
自分が本当に伝えたいことは何か。
どう伝えたらきちんと相手にそれが伝わるか。
『伝わる』ってとても大事です。
目標の膝枕も達成できたようです。
先に部屋に入ってたお父さんが写真撮ってくれました。
僕は生では見れませんでしたが、
写真の表情からとても幸せそうなふたりがうかがえます。
ルフィよかったなぁ(😭)
ガチャっと扉を開けて外へ出ると、
今までザーザー降りだったのがウソのように晴れてました。
最後にみんなでご飯に行き、研修終了。
お父さんに膝枕はお願いできなかったのでハグしてお別れ。
お父さん、今日は会ってくれてありがとう。
ご飯もご馳走様。ありがとう。
お母さん、今日は話を聞いてくれてありがとう。
膝枕してくれてありがとう。
弟のこともいつもありがとう。
○○(弟)も今日来てくれてありがとう。
アンさんこんな機会作ってくれてありがとうございました。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
……
………
今日、ルフィは何回『ありがとう』を言ったでしょうか。
帰り際、何度も何度もありがとうと言ってました。
あふれてきたんでしょうね、感謝が。
車に乗って最初に聞いてみました。
『今日どうやった?』
このときの返答がルフィの今日のピカイチだったので
お裾分けします。
『過去って本当に感謝に変わるんですね。』
普段、僕たちも朝礼や終礼でみんなに話します。
『過去は変えられない、でも未来は変えられる。
ってよく言うけど、
過去に感謝できるようになったら、過去も変えられるよ。』
でも、ルフィの今回のこの言葉を聞いて、
ここまでガラッと変わるんだ、と実感しました。
過去、変わります。
お母さんとじっくり話をして、
あのときの『なぜ?』が全部解決したんだとか。
『そりゃ障がいのある子がいたら大変ですよね。
全然、分かってなかったなおれ。。。』
帰りの車で少しだけルフィの将来の話をしました。
その中で出てきたルフィの一つの目標。
『特別支援学校の先生になろうかな。』
障がいのある子を持つ親御さんの、
少しでも負担を軽くできる仕事がしたいという気持ちが
フツフツと湧いてきてるようです。
まずは自分で稼げるようになって
弟くんと1週間旅行に行くんだそうです。
それはお母さんに1週間だけでも自由な時間を
プレゼントするためだそうです。
ルフィは結構気持ちがウニャウニャします。
弱い心が消え去ったわけではないので、
これからもきっとウニャウニャ悩むこともあるでしょう。
でもお父さんが言ってた、
『お前が何を目指そうが、何をしようが、
お父さんとお母さんはずっとお前の応援団だから。』
その言葉だけでもきっとがんばれるでしょう。
みなさんもどこかでルフィと会うことがあって、
ウニャウニャしてたら温かい叱咤激励よろしくお願いします。
今のルフィなら全て糧にしてくれると思います。
どうか応援のほどよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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